稽古後のお話
納会試合を終えて、最初の稽古後、先生より、お話がありました。 「試合に必要なものは 迫力、気力、集中力、それに経験値。 どうしよう、どうやろう、ではまだまだ足りない」 「稽古量も大事。足りないと動けない、ある程度稽古を普段からしていると動けるけど、 逆に動いてしまうために、相手にとられてしまうということもある。 その上に、相手を見定めて必要な時には、相手を裁き、五分以上で先が取れるなら勝負に行く、それが剣道だ。 釣りのように相手をひっかけるものではない。」 「我慢比べでもない。 自分が自分を信じて、相手の動きの中に、自分の剣道ができるかどうか。 組み合わせもある、やりやすい、やりにくいもある。 正直それが勝敗につながる。 あくまで自分が相手を見極めて自分の剣道ができるかどうか。」 『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』 という松浦静山(=大名ながら剣術の達人であり、剣術書『剣談』の中に今日の名言があるそうです)の名言も紹介していただきました。 「負けた時には、必ず負ける理由がある。一方で、負ける理由があっても外的要因などにより、勝つということもある。 自分に足りないことを素直に反省し、順調である時もおごることなく、感謝の気持ちを忘れないことが大事。 そんな気持ちでこれからも稽古に励んでいこう」 とお話がありました。 とても良いお話を聞き、皆、次に向かって頑張ろうと思ったと思います。 先生ありがとうございました。 なお、 常陽新聞に、納会試合の模様が掲載されました。各部の優勝者のコメントが載せられています。中学女子の部 優勝の O さん、あらためておめでとうございました!