稽古納め

1226日(土)、入団式と小学生の稽古納めがありました。

高学年は先生と一緒に500本の素振りをし、稽古納めをしました。





それから、いつもお世話になっている警察道場を、皆で大掃除しました。


その後で後期から入団した団員3名の入団式もしました。Mさん兄弟、どうぞよろしくお願いします!


入団式 新入団のMくん(年中さん)です☆



他の先生方にご挨拶いただいた後で、
恒例の先生からの1年の振り返りの話がありました。
稽古納めは、1年で唯一じっくりと説諭できる時間として主任になられてから大事にされている時間です。
「週三回という稽古、皆の生活にも占める割合は大きいが、その剣道を皆が大事にしているようには思えない面が多い。お母さんたちも必ず稽古に一緒に参加して下さっているし、先生たちには仕事があり、また、金曜などはお付き合いもあるのに断って来てくださっている。私は立場上仕事でもいつも後ろ髪をひかれる気持ちがあるが、道場にきて、皆から大きな声で「お願いします」の言葉があると報われる。きっと他の先生も同じ想いでいると思う。それを君たちが形だけでもできるようになるのに2年掛かった。君たちが今できる最大限の感謝はそれしかない。

「『想い』と『思い』と「おもい」には二種類ある。想いは相手があるということ。相手を想うこと。異性を好きになり想うことも同じ。相手の気持ちになって考えること。人を想うこと。思いは「我田引水」が言葉の由来に在るように、自分のことばかり考えること。お母さんや、先生たちがいつも君たちのことを想って、ここにきていることいつもに感謝できる人間になること」
「今年二つ残念だったことがある。
一つは、皆と稽古後に全く遊べなかったこと。来年からは子供たちのためにもっと時間を取りたいと思っている。(役員次第だが)

もう一つは戦績がふるわなかったこと。
年初めの土用稽古納会試合では準優勝だったが、対外試合は、全くふるわなかった。稽古に集中する気持ちが緩んでしまったのは君たちのせい。夏場の暑さ対策で過敏に想い、激しい稽古を避けたのは先生のせい」

「試合に関しては、先生たちは休日、一日つぶれるし、きっと行きたいわけではないと思う。でも、育てた子供たちのために、一緒に戦うつもりで試合に来て下さっている。そんな中で片膝立てていても誰も注意しないようでは団ではない。恥を知ることも人として大切。君たちにできることは一生懸命相手に向かうことと、勝つ努力を不断の心で行ったかだけだ」

「皆がこれから先の君たちが将来、学園で剣道をやったことを誇りに思うような団にしたい。それは主任を引き受けたときから変わっていないし、まだ諦めてはいない。剣道は綺麗ごとからは何も生まれない。勝った、負けたが剣道」

「来年は35周年。団の体質・構造を根本から変えていかなくてはならない。皆がベクトルを同じにして進んでいけるもの、同一化できるもの、アイデンティティ、言葉、物、例えば『学園魂』とか、試合の時に皆で言って一丸となれるものをも皆で決めて何か形で作っていきたいと思っている」

「先生は皆に『勝ちたい』とは言えない。『勝ちたい』と言えば『思い』になり、私欲になる。君たちが『勝ちたい』ならない限り、そのために不断の努力をしない限り強くはなれない。皆を全国大会につれて行きたい。皆はどうか?(はいと言う返事あり)ならば、それを夢として、目標にして来年はまた1から頑張るように一丸となっていこう」

皆真剣に先生のお話を聞いていました。

「思う」と「想う」の違い、心に残るお話でした。
まず、相手のことを想い遣る大切だなと思いました。
それが剣道だと思いました。

皆のこれからの生活に生きていくと思いました。

最後に先生からお菓子のプレゼントをいただきました。

先生いつも子供たちのためにありがとうございます。

27日(土)には剣友会の稽古納めもありました。

昇級、昇段審査のための木刀のご指導もしていただきました。
稽古は回り稽古をして総当たりで行い、充実していて、とても楽しかったです。

西小を先生たちともご一緒に雑巾がけをしました。3往復くらいしてハードでしたが、皆がんばりました。中学生には来年度の試合に向けての激励、成人にも激励の言葉がありました。
もなく昇級と昇団審査もあり、皆気合が入っています。

先生方今年も大変ありがとうございました。

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